BLOGのたちあげ
私は大阪近鉄バファローズをパリーグ初制覇の時から応援してきました。関西に縁もゆかりもない私がバファローズを応援し続けてきたのは、ファンになった翌年に初優勝、そして江夏の21球の前に破れるという波乱に満ちた幕開けと自由奔放なチームカラーという魅力、そして未だに日本一を達成していない唯一の球団という未達成感にあるように思います。もし近鉄がもっと前に身売りをして、異なるチームカラーのチームになっていたら、あるいは、例えば2001年のパリーグ制覇の年に日本一になっていたら、いや、その前に巨人に3連勝した日本シリーズで無難に日本一になっていたら。。。バファローズへの思い入れも、もう少し変わっていたかも知れません。
その大阪近鉄バファローズというチームが昨年の合併で消滅しました。キッカケは球団数削減による1リーグをもくろむ一部オーナーの動きと経営難に苦しむ近鉄球団を手放そうという近畿日本鉄道の思惑が奇妙に一致してしまったところにありました。
合併再編問題に対しては、応援しているチームを失いたくないとの立場から、できうる範囲での反対をしてきたつもりですが、思いは叶わず、合併球団が誕生することになってしまいました。合併が決まってからしばらくの間、プロ野球に対する興味の持ち方が、「ひいきのチームの応援」から「合併球団であるオリックス球団に対する批判」へ移ってしまいました。これは、どう考えても精神的に不健康です。プロ野球への興味を失い、他のことへ興味の対象を移そうとも思いました。幸か不幸か、昨年後半から仕事の方が猛烈に忙しくなり、余計なことを考える時間も少なくなってきました。そしてプロ野球の開幕。
日本の総理大臣が誰になるのか、総選挙でどこが勝つのか、興味はあります。しかし、一方で、誰がなっても同じ。。。実際は違うんだろうけど、誰がなろうが関係ないと思ってしまうところもあります。何となく興味はあるけど、結局は関係ない。自分のプロ野球との関係が急速に政治の世界との関係に似たものになっていく気がしています。
そんな折、MKグループと近畿産業信用組合の呼びかけによる市民球団設立準備室が立ち上がり、それに呼応するようにファンの間で夢球団設立連絡会が発足し、大阪に市民球団をつくろうという動きがでてきました。私自身は関東に住んでおりますが、近鉄バファローズを失った大阪の地で起こっているこの動きに賛同の意を表するとともに、ファンの支持を失いつつあるプロ野球のあり方を見直すキッカケとなりうる市民球団のあり方を真剣に考えていきたいと思い、ブログを立ち上げることとしました。妄想が多いかもしれません。時に大阪市民球団の新球団構想に批判的な意見をしてしまうかもしれません。そんな時でも、そのココロは市民球団の設立を願うところにあり、と好意的に解釈していただければ幸いです。
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