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2005年4月25日 (月)

お土産配布時の「しかけ」

むかし、大阪近鉄バファローズがあった頃。。。先着順で赤Tシャツやバブルヘッド人形を無料配布していましたが、「お土産のある日に観客が増える」という効果しかなかったのではないでしょうか。お土産に要する費用に比べ、観客増加による収益増が大きく上回るような「しかけ」が必要です。私の記憶にある唯一の「しかけ」として、赤Tを何度か配布した後、「赤Tを着て来場した人は割引」というサービスデーを設けて、リピーターになってもらおうというものがありました。

一方で、バブルヘッド人形では何の「しかけ」もありませんでした。せっかく、あれだけのものをつくったのですから、選手からのプレゼントといった位置づけのものにして欲しかったです。例えば中村紀洋選手のバブルヘッド人形なら、「今日、中村選手がホームランを打ったら観客全員(または整理券を配布して先着1万人)にプレゼント」としたらどうでしょう。仮に100のワンサイドゲームでも中村選手の打席では大いに盛り上がるでしょう。もちろん、ホームランがでなければ、プレゼントは翌日に順延。3試合目でやっと打って、帰りにプレゼントされたら。。。もらったファンは嬉しいし、ドームもバブルヘッド効果が3試合持続するわけです。

お土産や特典は、ただ配ればいいという発想ではなく、お土産目的で来た人にリピーターになってもらう、お土産の配り方を演出する、付加価値をつける、お土産配布に乗じて市場調査(アンケート)を行うといった工夫をこらすことが必要ですね。

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