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2005年4月17日 (日)

新規参入の方法

昨年、東北楽天がNPBへの新規参入を果たしました。
大阪近鉄バファローズとオリックスブルーウェーブの球団統合と同年度での新規参入、そして分配ドラフトが実施されました。こんなことは想像もつかなかったことと思います。

これから大阪市民球団が新規参入しようとする場合、どんな方法が考えられるでしょうか?

1.球団買収による新規参入
この場合、売り手球団が存在することが第一条件。その球団が大阪を本拠地としていない場合には、球団買収と本拠地移転を行うことになります。

2.既存球団の市民球団化
既存球団の出資比率の見直しという方法です。1との違いは、既存球団への現在の出資者も市民球団への一出資者として参画するという点です。

3.球団分割に伴う球団買収、市民球団化
一般企業は会社を合併させたり分割させたりすることがあります。とりあえず球団統合をしてみたが失敗したという場合には、それをリカバリーするために球団を分割するという発想があってもよいでしょう。その分割した球団の片割れを球団買収するか市民球団化するという方法です。

4.全くの新規参入
現在、12球団で運営されているNPBへ追加的に参入する方法です。1球団のみで参入する場合、総球団数が奇数となるので、リーグの運営に支障をきたすことが考えられます。特に選手の確保が難しい方法です。

5.段階的な参入
関西の2球団が統合し、仙台に新球団が誕生したため、現在、2軍のイースタンリーグは7球団、ウエスタンリーグは5球団とともに奇数球団数で運営されています。そこに着目し、新規参入球団が1球団のみの場合は、まずイースタンまたはウエスタンリーグに参入し、2球団揃った時点で正式に参入するという方法です。

6.社会人チームからの新規参入
社会人チームとして実績のあるチームを買収し、NPBへ新規参入させる方法です。ある程度の戦力を確保するため、複数の社会人チームを合併させてから新規参入することも考えられます。

7.リーグとして参入
まずは独立リーグを興し、その独立リーグごとNPBへ新規参入するという方法です。JリーグのJ2に相当する2部リーグとして参入させてもらい、セリーグ、パリーグの最下位チームと2部リーグの上位チームとで入れ替え戦を行うというのはどうでしょうか。

現行の野球協約では全く想定していない方法もありますが、プロ野球の発展のため、様々な方法を検討してみてもよいのではないでしょうか。

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