社会人野球での新しいチーム形態
社会人野球の運営を行っている「財団法人 日本野球連盟」という組織で、社会人野球改革検討分科会というのが開かれており、平成14年8月には、「新しい社会人野球チーム形態の普及促進」について協議されています。
そこでは、従来の「企業スポーツ型」に加え、「複合企業型」、「独立法人型」、「同好会型」という新しいチーム形態が比較検討されています。
欽ちゃん球団やNOMOベースボールクラブもこういった運営組織側の受け入れ態勢があってはじめて実現したものと言えるのではないでしょうか。
大阪市民球団は、この中で言えば「独立法人型」にかなり近いです。
「独立法人型」の説明によれば、複数の企業が出資してチーム運営会社を設立し、各企業が選手を雇用してチームに派遣するというものです。選手は給料を雇用元の企業からもらいますが、その費用負担は雇用元企業とチームとの派遣契約により取り決めるとのこと。遠征費、大会参加費、用具代等の活動経費は、チームの負担です。後援会組織は個人会員と法人、それに地元自治体などからの補助金も当てにしています。地域対策は、「強い(誇れる)チーム」、「地元での試合開催」、「地域住民活動への参加」、「ファンサービス事業の展開」。問題点は「チームを運営するための収益活動の強化」、「選手以外に経営のための人材の雇用」。
社会人野球のお話とはいえ、参考になりそうなところはたくさんあります。
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