大阪市民球団への市民参加と地域密着
大阪市民球団に参加する市民は行政地域で区分された「大阪市民」というわけではなく、球団を応援したり、球団と何らかの関わりをもつ人を指しますね。その関わりについても、企業とか自治体の担当者としてではなく、一ファンとして応援する、ボランティアとして活動に参加する、球団の催す行事に参加するといった関わりがイメージされます。堅苦しく言うと、何かしらの目的(応援、ボランティア活動、球団行事)を共有するグループの集合体といったところでしょうか。
一方で、地域密着というと、地理的な境界で区切られた内側の人たちとの密接な関係というのがイメージされます。具体的な姿として、ホーム球場の周辺の街並みや商店街がチームカラーやチームロゴであふれかえっているといった情景が想像できます。
市民参加は目的の共有、地域密着は地理的なつながり。ここに両者の微妙な違いがあるのかなと思います。この違いを球団との関わりという点で考えてみます。
大阪市民球団のスキームの提案の分類でみると。。。
積極的な市民参加:オーナーズ・クラブ
一般的な市民参加:個人サポーター
地域密着の演出者:ホームタウンサポーター
オーナーズ・クラブに対しては、経済的に見合う特典を用意していません。市民の立場で、ある程度の出資をして、経営に関与してもらうという位置づけです。個人サポーターには出費に見合う特典を用意し、ライトな感覚で大阪市民球団を応援してもらいます。ホームタウンサポーターは、地理的な境界をもうけて、その内側の飲食店や商店に優遇的な特典を与え、地域密着の場を形成してもらいます。ホームタウンサポーターには、とりあえず年会費10万円でロゴの使用とチケット5枚としましたが、これで客引きをして、儲けてくださいねという意味合いです。チケットもタダで配ればバラマキにしかなりませんが、買わせるということで、配布する際にも何か工夫してくれるでしょうという期待を込めています。問題は零細な飲食店や商店にとって年会費10万円が重い負担かどうかです。経費扱いにして節税してもらうというのは可能なんでしょうか?
市民参加については、もうちょっと具体像を考えてみる必要がありそうです。
地域密着については、まずは、場をつくることが先決。で、次の段階として球団と地域との連携、そして地域(主役はホームタウンサポーターの飲食店や商店)と市民(大阪市民球団と関わりを持つ市民)との交わりを考えていくことになると思います。
で、出発点では市民と地域は別の概念でしたが、最終的には融合させていくことがねらいです。
ん~まだ抽象的な言い回しですね(^^;
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
最近のコメント